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森林資源管理と数理モデル
- 21世紀ニューミレニアムに向けて -
FORMATH NAGOYA 2001


ご案内
    1992年の地球サミット以来「持続可能な森林経営」への関心が高まり、 昨今では地球温暖化対策としての森林の取り扱いに関する議論やFSCなどの認証制度に関わる問題において持続的森林資源の利用が追求されています。 そうした中、森林資源管理を目的とした「数理モデル」は、各国において政策分析や経済分析のみならず将来的な資源のあり方を検討する際、多大な貢献を果たしています。 先頃のWTO政府間議論においても「科学的データに基づいた」議論が中心となり、「数理モデル」の適用が有効な手段という認識が高まっています。 国内問題においても、間伐の遅れによる森林の整備水準の低下対策や長伐期経営モデルの開発、公益的機能の持続的な発揮手法の検討などにも「数理モデル」の応用が期待されています。 このような状況下、今後森林資源管理において、ますます「数理モデル」の適用が必要不可欠になっていくものと考えます。
    今回新しいミレニアムに向けて、過去を振り返り、現状を再認識し、将来を見据えるために、 「森林資源管理と数理モデル」をメインテーマとし、今後の森林資源管理の研究展開を狙い、 研究者と実務者、あるいは森林管理に関心のある方々と意見交換の場を設定することを目的としたシンポジウムを企画することにいたしました。 このような研究集会は単発的に終わるべきものではなく、継続こそが今後の研究と実務の発展に大きく繋がるものと考えています。 今回の実行委員会では、可能であれば1〜2年間隔で同様な研究集会を継続していきたいと考えています。その第一歩としまして、第1回シンポジウムへの多数のご参加をお待ちしております。 なお、シンポジウム開催後はプロシーディングスの発行を考えております。

「21世紀ニューミレニアムシンポ」実行委員会